2008年10月19日日曜日

時を刻む


突然だが、私は時計が好きだ。

いくつもの時計を持っている
コレクターのような「好き」ではなく、
時間を気にしているわけでもないのに
時計を眺めているような「好き」。

中学生だったころは、
5分おきくらいに腕時計を眺め、
さらには懐中時計に憧れていた。
(そのくせ「海中時計」だと思っていた事も)

でもいつの日からか、
私の時計は携帯電話のそれになった。
目覚ましも携帯。・・・なんだか味気ない。
そういえば、パソコンの時計は正確だし、
こうしている時も傍にいる。
でも、これまたなんだか味気ない。

我が家には、置き時計が5つある。
でも今現在、正しい時間を刻んでいるものはひとつもない。
止まっているか、早いか遅いか。
その他にはたまの外出に連れて行く、腕時計がひとつ。

そのせいか最近、時間の感覚が鈍くなってきている。

そのかわり、もっと緩やかで大きく、それでいて急速に,
鋭く時を刻んでいる、ものがある。

そう、我が子。

1分は60秒。でもそれだけではない。
そう気付かせてくれる不可思議な存在に、時を忘れそうである。

r.

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