2009年1月28日水曜日

病は病だった


突然ですが、入院しました。

しかも生まれて初めての
「緊急入院」、
外来受診したまま、
入院になってしまいました。

「入院」は覚悟していても
「緊急」となるとショックです。

その日は頭部のMRI検査と
診察だけのつもりで
病院へ向かいました。
もし入院ということになっても、予約だけしてベッド待ちのつもり。
翌日は妹と坂本真綾のライブに行く気満々!

それが一転、午後入院。

でも、いつかこの日がくると思ってました。

出産後のMRI検査から頭部には小さな病片が見られ始め、
再発予防の注射を再開するように言われてたのです。

そして数日前から、1年半ぶりの生理再開。
それを待ってたかのように、突然視界の焦点が合わなくなりました。
(体のホルモンバランスが変わったのでしょうか、
後日主治医に報告したところ「関係あるかもしれない」との事)

ちょうど視界の焦点が合わなくなった日、
運良く?外来の診察日だったので主治医に診てもらうと
やはり眼球の動きが鈍くなっている様子。

詳しく調べるため、3日後に頭部のMRI検査と診察の予約を入れて、
更には入院について家族と話し合うように言われました。

さてこうなったら早く治すことが先決です。
入院する覚悟は決まりました。

でも!
まさか「緊急入院」になるなんて!!!
正直、そんな覚悟はまったくありませんでした。

主治医がてきぱきと病棟に連絡をとっている間、
私は不謹慎にも、翌日のライブのことが頭から離れません。
「あの〜、もう今日から入院ですか?」
「うん、だってすぐのほうがいいでしょ?!」

確かに、治療は早ければ早い方が
症状の治まりもいいし、後遺症も少なくて済む。

今回は4年半ぶりの複視です。
右目に強く、症状がでているようです。

《世界がだぶる、我が子もだぶる。
 でも我が子は唯一無二の存在
 早くひとつに戻さなければ。》

そんな事を考えているうちに
採血をし、心電図をとり、あっという間に病室へ。
しかももう、髄液検査と点滴治療が始まるようです。
早い!

入院準備もして来なかった私は
病院の売店で、パジャマやタオルを購入。

あっという間に、入院患者になったのでした。





夜。
やっと病院のベッドで一息ついて
気付きました。

あ、私、今朝我が子に
ゆっくり挨拶してこなかった。
どうせまたすぐ会えるから
「じゃあね〜」って声をかけたきり。
次に会うのは何日後?それとも来月??


最後におっぱいあげたの、昨日の深夜だったな。
今朝は病院行くので急いでたから、あげれなかったね。
でも別にあげなくていいと思ってた。
むしろ、そろそろ断乳するつもりだったし。

だけどもう、おっぱいをあげることは一生ないんだ。

私の母乳は、今日からステロイドとインターフェロン漬けだから。

ちゃんとおっぱい卒業の儀式をしたかったね。
こんな形で終わってしまうなんて。

いろいろ考えてたら、涙がでてきた。

授乳だけが育児じゃないよね。
早く良くなって我が子のもとに戻ろう。
そのための入院。
泣くのはもう終わり。

ママ先輩の友人からメッセージが届いた。

「母は強いのだ」

うん、そうだね。

r.

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